◆担当講師:加藤喜市
◆内容:西洋倫理学の古典であるアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を、翻訳を用いて毎回1章ずつ丁寧に解説します。 今学期(1月〜3月)も第7巻前半のアクラシア(無抑制)論の続きで、第6章から読み始める予定です。テクストの内容としては 「激情にかんする抑制のなさ」の説明や、「衝動による抑制のなさ」と「弱さによる抑制のなさ」の区別、徳・悪徳と「原理(アルケー)」の関係など、アクラシアをめぐるさまざまな論点が扱われている箇所になります。
◆毎回、テクストに関連する資料(研究書や研究論文)を併せて検討した上で、質疑応答により理解を深めるスタイルをとっています。
広く、倫理学一般や倫理思想史に関心のある方の受講も歓迎いたします。(なお、本講義は95分となります。)」
◆対象者:初心者歓迎
◆使用テキスト:
・[各自購入]アリストテレス[渡辺邦夫・立花幸司訳]『ニコマコス倫理学(下)』
(現在、テキストとして読んでいるのは下巻ですが、上巻も併せて入手されることをお勧めいたします。)
※本講座は月1回の開催を予定しています。
※欠席時のアーカイブ視聴あり