◆担当講師:加藤喜市
◆内容:西洋倫理学の古典であるアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を、翻訳を用いて毎回1章ずつ丁寧に解説します。 今学期(7月〜9月)は第7巻後半の快楽論を読む予定です。第7巻の快楽論では、快楽をめぐる三つの立場、快楽の定義、最高善と快楽の関係、身体的快楽と神的快楽など、快苦というテーマをめぐって様々な議論が展開されます。担当者(加藤)の一番の専門がまさにアリストテレスの快楽論であるため、今学期はできれば専門性の高い論文なども(私の方でわかりやすく整理したうえで)紹介してみようと考えています。
◆毎回、テクストに関連する資料(研究書や研究論文)を併せて検討した上で、質疑応答により理解を深めるスタイルをとっています。
広く、倫理学一般や倫理思想史に関心のある方の受講も歓迎いたします。(なお、本講義は95分となります。)」
◆対象者:初心者歓迎
◆使用テキスト:
・[各自購入]アリストテレス[渡辺邦夫・立花幸司訳]『ニコマコス倫理学(下)』
(現在、テキストとして読んでいるのは下巻ですが、上巻も併せて入手されることをお勧めいたします。)
※本講座は月1回の開催を予定しています。
※欠席時のアーカイブ視聴あり