哲学塾カント 講師紹介
哲学塾カントの講師陣を紹介します。
中島 義道(担当講座:A, D1, Hg, KJ, S, To)
(1)現在の専門分野:西洋哲学(カント、自我論、時間論)
(2)最終学歴:ウィーン大学 Ph.D(哲学)
(3)職歴、現在の職:元電気通信大学教授、現在哲学塾カント主宰
(4)主著、主論文等:カントの時間論(講談社現代文庫)、カントの自我論(講談社現代文庫)、悪について(岩波新書)、ウィーン愛憎(中公新書)
福田 肇(担当講座:Fk)
(1)現在の専門分野:20世紀中期の実存の哲学。とりわけ、ジャン・ナベールの倫理学。
(2)最終学歴:Université de Rennes 1 (France), DEA(高等研究資格修了証書)取得。
(3)職歴、現在の職:Institut des Sciences Appliquées de Rennes (France) 非常勤講師、Université de Rennes1 (France)専任講師を経て、現在新島学園短期大学講師。(4)主著、主論文等:「実存とコミュニケーション——ジャン・ナベールにおける他者の問題」(「フランス哲学・思想研究」第9号、2004年8月31日)/ナルシシズムとリビドー的身体」(「メルロー=ポンティ研究」21 巻、2017年9月1日)/ 「実存と昇華——ジャン・ナベール倫理学とフロイト精神分析の接点」(「新島学園短期大学紀要」41号、2020年3月31日)など
檜垣 良成(担当講座:Hi)
(1)現在の専門分野:西洋哲学(アリストテレス→トマス・アクィナス→カントというラインに西洋哲学の真骨頂を見ています)
(2)最終学歴:広島大学大学院文学研究科博士課程後期西洋哲学専攻単位取得退学(のち論文博士)
(3)職歴、現在の職:大島商船高専、広島修道大学、比治山大学を経て筑波大学人文社会系(哲学・思想サブプログラム)教授
(4)主著、主論文:『カント理論哲学形成の研究 「実在性」概念を中心として』溪水社、『理性への問い(現代カント研究10)』(編著)晃洋書房、「カント実践哲学における「判定」原理と「執行」原理の区別のゆくえ 理性の事実と尊敬の感情」(日本カント協会編『日本カント研究』第12号)
小野 文良(担当講座:Fr2)
2022年に上智大学文学研究科フランス文学専攻を退学。現在は哲学塾の運営にも携わりつつ、「半講師」のような立場です。もともと一塾生でしたが、2020年に中島塾長よりフランス語の初級講座を任せていただき、それ以来中級の原文講読に至るまで講師を務めています。私自身フランス語を勉強中の身ではありますが、文法的なことにもともと強い関心があり、受講生の皆さんにも多くをお伝えできるように努めています。
加藤 喜市(担当講座:Gr1, M)
専門は古代ギリシア哲学・倫理学。早稲田大学第一文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(倫理学)修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科・助教。主な論文に「快苦と幸福な生:アリストテレス倫理学における〈生の完全化〉について」(『倫理学年報』第62集)、「「旅は本質的に観想的である」:三木清「旅について」におけるアリストテレス受容とその意義」(『倫理学年報』第70集)など。
宮崎 文典(担当講座:Gr2 ※現在は休講)
専門はギリシャ哲学・倫理学。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)(早稲田大学)。埼玉大学准教授。訳書にクリストファー・シールズ著『古代哲学入門:分析的アプローチから』(共訳 勁草書房)、デイヴィッド・ジョンストン著『正義はどう論じられてきたか:相互・性の歴史的展開』(共訳 みすず書房)など。
串田 純一(担当講座:De, Hd)
(1)現在の専門分野:ハイデガーを中心とした近現代哲学、文藝の哲学
(2)最終学歴:東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)
(3)職歴、現在の職:早稲田大学、学習院大学、東洋大学ほか非常勤講師
(4)主著、主論文等:『ハイデガーと生き物の問題』(法政大学出版局)、「偶然のしるしに響くは必然か」(『現代思想・総特集=九鬼周造』収録)、「「「可能性」と文学の問題」(Heidegger Forum 第十六号収録)、など
樋笠 勝士(担当講座:L2)
専門は西洋古代中世哲学及び美学。東京大学大学院博士課程満期退学。神田外語大学、上智大学を経て、現在岡山県立大学に所属。慶応大学言語文化研究所兼任所員。編著『フィクションの哲学』(月曜社)、共訳『バウムガルテン形而上学』(『成城文藝』)、共著『存在論の再検討』(月曜社)等。現在は「光の美学」を研究中。
酒井 潔(担当講座:Lp)
(1)現在の専門分野:哲学、哲学史
(2)最終学歴:京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了
(3)職歴、現在の職:学習院大学名誉教授
(4)主著、主論文等:『世界と自我―ライプニッツ形而上学論攷』(創文社1987)、『ライプニッツ』(清水書院2008、 新装版2014)、『ライプニッツを学ぶ人のために』〔共編著〕(世界思想社2009)、『ライプニッツのモナド論とその射程』(知泉書館2012)、ライプニッツ読本』〔共編著〕(法政大学出版局2012)、『ライプニッツの正義論』(法政大学出版局2021)他
長田 怜(担当講座:E, Os)
(1)現在の専門分野:分析哲学、科学哲学(ルドルフ・カルナップの哲学、医学の哲学)
(2)最終学歴:東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
(3)職歴、現在の職:浜松医科大学医学部准教授
(4)主著、主論文等:“Realism in Carnap’s Aufbau vs Antirealism in Goodman’s The Structure of Appearance,” Review of Analytic Philosophy, 1 (2021): 1–18.
「初期カルナップの実在論と反実在論」(博士学位論文、東京大学大学院、2014年)。
齋須 直人(担当講座:R)
(1)現在の専門分野:ロシア文学、ロシア思想史、ドストエフスキー
(2)最終学歴:文献学カンディダート(日本の課程博士に相当するロシアの学位)
(3)職歴、現在の職:名古屋外国語大学講師
(4)主著、主論文等:業績についてはこちらをご覧ください。
https://researchmap.jp/saisu
古川 周賢(担当講座:Rn)
(1)現在の専門分野:久松真一について集中的に読み込んでいる最中です。
(2)最終学歴:東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究(哲学)
(3)職歴、現在の職:臨済宗妙心寺派 乾徳山 恵林寺 住職
(4)主著、主論文等:『禅の見方、考え方(一)~(三〇)』:季刊『禅文化』236号~266号(禅文化研究所)、神話的世界の再生-「サモトラケの神々について」におけるシェリングの思索-』:実存思想論集XI『かたち』(1996年6月・理想社)、『密儀のディオニュソス-ディオニュソスをめぐるシェリングの思索』:哲学雑誌(哲学会編)111(783)1996年
塩谷 賢(担当講座:Sh)
(1)現在の専門分野;哲学
(2)最終学歴:東京大学大学院広域科学研究科博士単位取得退学
(3)現在の職:早稲田大学非常勤講師
(4)主著、主論文等:なし
入江 俊夫(担当講座:W)
(1)現在の専門分野:概念の哲学,メタ哲学(哲学方法論)
(2)最終学歴:千葉大学大学院社会文化科学研究科都市研究専攻博士後期課程
(3)職歴、現在の職:東京医療保健大学・東邦大学・千葉大学非常勤講師
(4)主著、主論文等:「『可能的なもの』と『パースペクティヴ』の哲学者としてのウィトゲンシュタイン」.『実存思想論集』34,85-106.2019年.「概念形成へのまなざし -ウィトゲンシュタインの言語観と数学の哲学―」.荒畑靖宏・山田圭一・古田徹也編著,『これからのウィトゲンシュタイン』(リベルタス出版),81-101.2016年.「数学における問題と解決との関係と証明概念 ―『論理哲学論考』から『数学の基礎』に至るウィトゲンシュタインの数学の哲学の展開の意味―」.『科学哲学』45(2),115-129. 2012年.